栄養科
栄養科では、栄養の面から患者さんの治療をサポートしています。患者さん一人ひとりの栄養管理、多職種による栄養サポート(栄養管理回診チーム、褥瘡対策チーム)、入院・外来の栄養相談も積極的におこなっています。
給食管理について
お食事は病院の1階厨房で作っており、1日に約450食を大きな炊飯器や釜で心をこめて手作りしています。栄養ばかりでなく、飲み込みの状態に合わせた様々な形態もご用意しています。おいしく食べやすい治療食が提供できるよう、献立改善しながら日々検討しています。入院中のお食事は患者さんの病態に合った理想的なお食事です。ご家庭のお食事と照らし合わせながらお召し上がりください。病態によりますが、可能な限り個別のご要望にも対応しています。
栄養管理について
当院では管理栄養士病棟担当制を採用しており、各病室を毎日訪問することで一人ひとりの状態を把握し『身近な栄養士』として、適時栄養の対応できるようにしています。
医師と相談し、患者さんの病態に合わせた個別対応や入院時栄養指導も積極的に実施しています。それをもとに、各病棟のカンファレンスや回診に同行し、医師・看護師・他のコメディカルスタッフと情報を共有しより効果的な治療を実施しています。さらに栄養状態のすぐれない患者さんにはNSTが介入し、チームによる医療体制の効果を発揮しています。
NSTについて
2023年1月にNST委員会が発足されました。NSTとは、栄養状態のすぐれない患者さんに医師・看護師・薬剤師・リハビリ・管理栄養士などの職員が集まり、それぞれの知識や力を合わせて栄養のとり方を考えるチームです。栄養状態がすぐれないと体力、筋力、免疫力などが低下し、入院目的の治療がうまくいかないことがあります。治療の効果を最大限にするためにも、栄養を上手に摂れるようにサポートする事がNSTの任務です。